時代遅れ、だけど今最高の文房具 - PSION NETBOOK PRO

このエントリはずーっと書こうと思っていたけど、日が経つにつれて書きたいことがダクダクとあふれてきて、その泉に呑まれて結局40日がすぎました。

6月2日、御茶ノ水駅から秋葉原方面にずんずん歩き、向かったのはモバイルプラザ
ココはPDA狂いにとっての聖地であった「イケショップ」の流れを汲むお店。
イケショップには上京前から何度も通ったお店だけれど、Palm熱がCLIEによって冷まされてからまったく興味がわかないでいました。
でもやはりガジェット好き男子としては新商品は気になるワケで、その現在停車駅がSoftbank705NKだったのです。

で、なぜぼくがまたモバイルプラザへ向かったのかというと、パーム飲茶さんのこのエントリ
スペックはともかく、なんだかムショーに所有欲をかきたてられて見に行ったのだが、案の定、購入してしまったのでした。
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PSION NETBOOK PROはご覧のとおり、今の時代ではありえないゴツい筐体。
4年前の発売時は17万円したそうですが、日本語化が完了したモノが4万円弱で買えるようになっていたのです。
これはいわゆるひとつの「投売り」です。笑

スペックは詳細はこちらにありますが、OSはWindowsCE.NETという、WindowsMobile誕生直前のアダバナ的存在。
内部的にはDoCoMoのsigmarion IIIとほぼ同じスペックで、外側は英国的なゴツい体躯をしているワケです。
それにしても重さ1kg越えてPDAというのはかなり憚られます。
しかし、今だからコレがヨイのです!

適度なサイズのフルキーボードとディスプレイ
たしかにデカいけれど、キーボードがめちゃめちゃ打ちやすい。
それにフツーのPDAにはありえない800x600のデスクトップは視認性もちょうどよいです。
スペースバーの作りがアマく、バコッバコッっていうのが多少気になります。
スタイラスでクリックするとボソッとへんなノイズがなったりもして。
でもそんなところがご愛嬌。
Windowsはキラいなハズなんだけど、このチープ感がなんとも言えず愛おしくさえあるのです。

フタを開けたらすぐ機動
ノートPCを持ち歩く人もいるけれど、バッテリのことを考えたらいちいち電源ON/OFFが必要になります。
でもコイツにはそういう概念がない。
パカっと開けて作業開始、パコっと閉めて作業終了。
これは組み込みOSであるWindowsCEならではなんでしょう。

豊富なスロットとじゅうぶん使えるインターネット環境
CFスロットがありUSBもつなげられ、そしてSDカードも最初から使える。
WiFiのCFカードを刺せば、パカッとあければネット接続してしまいます。
IE6が入っているので、たいていのサイトを閲覧可能。(YouTubeなどFLASH系はチと弱い。でもできるっぽい。)
そしてSDカードの大容量化によって、必要なドキュメントはここに入れておき、いつでも別のマシンで使うことができる。
マカーには母艦とActiveSyncする気はないので、SDでインストールも全部やっちゃえる。

あまりにイイので、サイド物欲がわいてきてしまいまい、まず、ふだん手ぶらで出社しているぼくが、このマシンを持ち運ぶためのカバンを買ってしまいました。
それから、今入手困難になっている「sigmarion III スーパーブック」をamazonマーケットプレイスで落札。
sigmarion発売時はまったく興味がなかったものの、これでいろいろお勉強できます。
それから、日本語変換が弱いのでヤフオクで「ATOK for WindowsCE」を落札。
SDカード経由でなんとかインストールするも、英国マシンゆえ変換をキーシーケンスでできなかったりするのもまた味のひとつ。
世の先達が開発してくれた、たくさんのCEアプリをインストールして、いまのぼくにとっては最強のノートと化しています。

これでもう完全に「どこでも書斎」。
このエントリのほとんどはこのマシンで書いたし、ワードパッドのアウトラインプロセッサで一人ブレストもガンガンできる。
調べ物したけりゃブラウザ開ければいいし、メールアプリなんかいれなくてもWebメールができる。
あとは、Skypeさえ動けば文句なし。
よーするに、このマシン、「温故知新」ちゅーか「枯れた技術の水平思考」っちゅーか、2003年のマシンなのに、昨今のWebアプリの進歩とSDの大容量化で、今だからこそ<使えるマシン>になっているのです。

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PSIONはむかしから憧れのブランドでした。
PSIONはずっと"EPOC"という独自OSを使ったPDAとして名機をいっぱい出してきた老舗ななのです。
しかし、PSIONはEPOCを棄て、NETBOOK PROでWinCE搭載を選んでしまったのを最後にコンシューマ市場から手を引いてしまいました。
魂を売ってしまったプロダクトの中に脈々とその魂は生きている気がします。
そう、そのEPOCの現在の姿が705NKなどのNOKIA製品に搭載されているSymbianOSなワケですから。
このマシンを今触っていることになんだか神の導きに似たものを感じるのです。

バッテリがあがるまで(PSION社はもう作っていない!)は使いつづけるんだろうなぁ。
少なくとも、appleがフルキーボードiPhone的マシンを出すまでは…。

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実はココまでの道は平坦ではなく、なかなか思うように行かずに苦労しました。
参考にさせていただいたブログを勝手ながら並べさせていただいて感謝に代えさせていただきます。

▼tt-bear@Blog~「Macで出来るNetBook」という一連のエントリ、そして完全なリセット方法などのTipsに助けられました。
http://ameblo.jp/tt-bear/

▼崩庵日記~ATOKを入れたときの不審な動きの謎が解消されました。
http://gothkuzure.txt-nifty.com/

▼★大陸諜報活動新聞・解放区★~物欲を決定づけられたのはここのせいです。笑
http://asukal.net/blog/

▼ベトナムとPDAとモバイルと~こちらもそう。PDAガジェット天国へ行ってみたいです。
http://asukal.net/blog/

他にもたくさんの情報に助けてもらいました。
ありがとうございました。

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在庫がハケてしまったのか、どうやらモバイルプラザではちょっと前に売り切れたみたいなんだけど、tt-bearさんよるとPDA工房さんで販売開始とのこと。
このマシンの魅力を伝えるページがすばらしい!
Commented by ggex at 2007-07-13 10:46 x
ひどい!もう売ってない!!ここまで煽っておいてw
Commented by しにち at 2007-07-13 18:07 x
 いいなー、かっこええ。
 昔、Psion REVOの購入を本気で考えていたんですが、値段と、何となくフリーウェアが少なそうと思い断念。
 結局、SigmarionIIに逃げたのでした。とほほ。
Commented by champlasonic at 2007-07-18 07:36
気がつけば、アクセスキーワードランキング「NETBOOK PRO」が一番になってた。
やっぱキてるなNBP!

>ggex
PDA工房も売り切れだそうですな。
あきらめましょう。笑

>しにちさん
REVOはデザインがカッコよかったですよね。
日本語化に手がかかったりするのがまた魅力だったりして。
あぁ、同病憐れみます!笑
by champlasonic | 2007-07-12 20:52 | goods/gadget | Comments(3)

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