2012年大晦日、藤田対小川戦にひさびさに〈プロレス〉をみた

大晦日に物議を呼んでることが微かに聞こえてきてて気になってた藤田vs小川戦。
あらためてYoutubeでみてみたけれど、否定的な声が多いなか個人的にはおもしろかった。
最近のプロレスにはあまり興味がわかないけれど、この試合のもってるエッセンスはすごく刺激的で示唆的だったとおもう。

[youtube http://www.youtube.com/watch?v=QpZVr3nOFeY&w=560&h=315]
藤田和之 VS 小川直也 PART 1 INOKI BOM-BA-YE 2012

[youtube http://www.youtube.com/watch?v=sqw85lzS-Pw&w=560&h=315]
藤田和之 VS 小川直也 PART 2 INOKI BOM-BA-YE 2012

最近はプロレスも格闘技もチェックしなくなった。
でもこの二人は別。

小川と藤田はともにアマチュアで最高のキャリアを背負った同期であり、ともにプロレスから総合格闘技へ連なるプロットの重要な部分を占めていた。

ただ役割は大きく違っていた。
プロレスに乗り込んで破壊行為を完遂したのが小川だった。
プロレスから総合格闘技へ乗り込んでも破壊しきれなかったのが藤田だった。

プロレスと総合格闘技、繋がっているようで異世界な舞台。
それぞれのキャリアとこれまでの歩みを持って得た認識の発露。
それがおおきく違ったまんまぶつかり合ったのがこの舞台だった。
この日のリングはどっちの舞台だったのか?
その答えはプロレスだった。

物議を醸すのは「事件」だったとき。
総合格闘技で物議を醸すときは「事故」がおこったとき。
タイガー・ジェット・シンの新宿伊勢丹前猪木襲撃事件の時代から「事件」はプロレスの特権だ。
その「事件」を起こした側が、プロレスをしたかった藤田ではなく小川だったいうパラドックス。

ブックがあるのがプロレス、ないのが総合格闘技。
本来はそういうことだった。
しかしいつの間にかプロレスのみならず総合格闘技も予定調和の世界になってしまった。
昭和のプロレスには事件がたくさんあった。
それを思い出させるいい事件だったんじゃないだろうか。
by champlasonic | 2013-01-03 03:01 | sports