「リテラシー」に代わるいい言葉がない

なんでも横文字にすることへの批判はなんとも思っていないけれど、この言葉はどうしても的確な日本語が思い浮かびません。

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リテラシーとは、
リテラシー(英: literacy)とは、特に和製英語(Japanese English)において、「何らかの表現されたものを適切に理解・解釈・分析・記述し、改めて表現する」という意味に使われている言葉であり、現代的には、日本語の「識字率」と同じ意味で使われている。

とWikipediaにはありました。
ただWebサービス事業者界隈では「識字率」とはちょっと違うんです。

先日もある新規サービス企画を持ってきた人に「市場の圧倒的多数はリテラシーが低い人たちですよ。ちょっとむずかしすぎませんか?」と言いました。
こういうことを伝えたいシーンが多々あります。
酔った席だと「みんながそんなアタマいいわけではないよ」とまで言ってしまいます。
そうでなくとも「リテラシーが低い人」と表現するたびに自己嫌悪に陥るとともに、よい言い換えはないものか、まだ見つけられていません。

「スマホシフト」という言葉が出てきたのは数年前ですがいまやあたりまえになって誰も言わなくなりました。
「スマホシフト」はユーザーの利用デバイスが変わったことのように言われていますが、最大の変化はインターネットサービスの利用者が爆発的に増えて(いわゆる)リテラシーの平均点が急落したことだと思っています。
市場の大多数の人にリテラシーを求めることが無意味な時代になったのです。
そもそも世の大多数の人は、インターネットを使っていることへの意識はなく、言うならば「蛇口をひねれば水が出る」くらいの意識でしかないのです。

まったく違う政治の世界でも同じことを感じます。
例えば野党勢力が「立憲政治」という最近よく使っていて、民進党は立憲民主党という党名になりそうにもなりました。
「立憲政治」という言葉にピンときて賛同できる有権者って何パーセントいるのでしょう?
もちろん「憲法に基づく政治」という意味においては大切なことだと思っています。
ただ理解され共感を呼び賛同を得て得票する政治における戦略として、有権者に求めるリテラシーが高すぎると思うんです。
これを「有権者なんてみんなバカなんだから」なんて言ってしまう人がでてきたらアウトです。

Webサービスも政治も人々から大多数の人に「理解され共感を呼ぶ」ことが必要です。
日本におけるLINE、中国におけるWeChatのヒットはそんなパラダイムをしっかり掴んだ結果だと思います。
それをうまく言い表す「リテラシー」に代わる言葉が欲しいのです。

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いい言葉ちょうだい by Fishmans



by champlasonic | 2016-04-06 07:13 | days | Comments(0)

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